リスク発現のシュミュレーション

 リスクの発現確率を正確に知ることは難しいために、リスク発現のシュミュレーションを行うことが考えられます。

1.モンテカルロ法

 シュミュレーションの代表的なものにモンテカル法があります。モンテカルロ法は賭博の町モンテカルロにちなんだ方法で乱数を用いて事象のシュミュレーションや数値解析を行う方法です。以下に示す例では乱数を用いて池の面積を計算することが可能でです。図1では 池の面積=長方形の面積×池に落ちた点数/全体の点数 により池の面積が求められるます。

図1モンテカルロ法

2.ランダムウオーク

ランダムウオークとはランダムに縦横に情報を伝えたり、行動を行いシュミュレーションを行う方法です。そこで、図2に示すようによっぱらいの進む様子のシュミュレーションを考える。本例では、酔っ払いが前後左右進む様子を乱数で与えることにより、酔っ払いの進む行先をシュミュレーションします。酔っ払いが前後左右に進むランダムな動きを模擬するために一様乱数を使用します。一様乱数とはサイコロの目の様に出る目の出現確率が一様である様な乱数のことです。一様乱数の例にサイコロがあり、エクセルには一様乱数を発生させる関数が用意されています。図2のランダムウオークの例では10面サイコロによりシュミュレーションを行います、そこで図3の様にサイコロの目と酔っ払いが進見方に関する変換テーブルを設置します。

図2ランダムウオーク
図3シュミュレーションテーブル